CompleteFTP 22.0が2月1日にリリースされました。今回のリリースの重要な変更点は、CompleteFTPが64ビットのWindowsアプリケーションになったことです(32ビットのWindows上では動作しません)。また、64ビットアプリケーションの実行ファイルはWindowsの32ビット実行ファイルと異なるディレクトリにあるため、ファイアウォールのルールを更新する必要がある場合があります。ディスク上の場所によって CompleteFTP のアクセスを許可するファイアウォールでは、 C:\Program Files (x86) ではなく、C:\Program Files を使用する必要があります。64ビットアプリケーションのため、以前のバージョンよりも多くのメモリーを使用しています。
その他、22.0では多くの変更と修正を行いました。インストーラは、アップグレードプロセスの一部としてアンインストーラを実行するよう強制することはなくなりました。また、設定用のデータベースは、SQL Server CompactからSQLiteに変更しました。これは、EOLになったデータベースへの依存をなくし、将来的にCompleteFTPが他のプラットフォームで動作するようにするための環境準備にもなります。
FTPとFTPSについては、ホワイトリスト化されたIPアドレスからのデータ接続を受け入れる機能が追加されました。これにより、Azureファイアウォールを含む、SNATの使用を必要とするアクティブ/アクティブ ファイアウォールの内側で、CompleteFTPを動作させることができます。また、FTPの不明なコマンドの処理も改善されました。FTPSでは、PCI DSSの要件に準拠していないTLSの楕円曲線(暗号)を無効にしました。
SFTP と SSH について、新しい OpenSSH 秘密鍵フォーマットのサポートと、PuTTY フォーマットの ECDSA 秘密鍵のサポートを追加しました。また、特定のマシンで PVK 形式の秘密鍵ファイルを開くことができない問題を修正しました。
その他の変更点としては、ファイルマネージャにおける iOS サポートの改善、Standard Edition への高度な権限モデルの追加、ファイル名フィルタにおける正規表現のサポート(’regex:’ 接頭辞を使用)などを行いました。
CompleteFTP 22.0 は、全ての機能を30日間お試しいただけます。試用版のダウンロードは、こちらをご覧ください。